5月25日(土)個人山行記(岡部さん)
五月というのに30度越え、ヤマなら少しはマシだろうと、白髭岩から赤久縄山、西御荷鉾山と人気(ひとけ)のない山を歩いてきました。
初めて知ったのですが、白髭岩は明治15年に地理院が実施し、設置した三角点のひとつで現在はほとんど撤去され、新たに設置されて、
現存する原三角点は3か所のみ。2000年に入ってから地元の人に発見され、その形は四角錘。いつも見ている三角点よりはるかに堂々として立派なものでした
(ちなみに残る原三角点は雲取山、米山)。そして新たに移されたのが赤久縄山になるわけで、測量点としては10cmほど高いのですが、
展望もよく、アカヤシオ、シロヤシオ、コバイケイソウの群生も見られました。
御荷鉾山へのアクセスはスーパー林道とはいえ、ほぼ整備が行き届かなくて、砂利とでこぼこの蛇行が続きます。西御荷鉾山と東御荷鉾山と両方を登りたかったのですが、
時間の関係で関東百名山の西御荷鉾山のみとなりましたが、中央登山口には青銅製の2mくらいある鉾がにょきっと鎮座しており霊峰であることが分かります。
頂上は開けて展望が良く両神や武甲もよく見えました。
今回出会った珍しい花に、ルイヨウボタン、クサタチバナ、ワチガイソウ、道々ではオオルリ、タヌキ、今一度山に歴史ありを体験できた山行でした。