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 岡部さんの個人山行です。


九州の山旅

 2012年4月30日〜5月5日頃

 今年もGWは自粛の最中。しかし出かけてきました、九州の山へ。東京を経由して羽田に出るのも久々で恐怖心もありましたが、マスクを二重にし順調に空港に着き鹿児島からいざ!!!

 まずはほとんど渋滞のない九州自動車道を走り一等点のある白鳥山(1630m)へ。平家の落人の住居跡がありこんな山奥に息をひそめて命を繋いだ無念の人生とはいかばかりかと思いをはせ中腹あたりはバイケイソウとヤマシャクヤクの群生が見事でした。

 頂上は展望がなく早々にまだ花盛りの地点でカメラに収めブナの原生林の新芽がまぶしい山歩きを楽しむことができました。

 登山口からすぐの一軒家「山女魚荘」は山女魚づくしの豪華な食事で丸太をくりぬいた野趣あふれる露天風呂もあり緒形拳も泊っていていい宿でした。夜半からなんと雷と豪雨になり朝には止んだものの宮崎への移動中も雲の動きが激しく時折雨粒が当たるような全国的にも大荒れ予報で1分狭山へは七合目まで頑張りましたが既に昼近く下山は相当遅くなるかもと気力が失せてしまい登頂は断念しました。

 次の日は大崩山(おおくえやま)、白鳥山と標高は同じくらいですが全く山容が違い字の如く岩峰で岩肌がむき出しの荒々しさ。稜線に出るとハンパない強風が吹きつけあられが降ってきてここは九州か~~~?って感じでした。でも中腹からアケボノツツジの見事な花のトンネルが待っていました。木の枝から葉をつけず薄ピンク色の丸っこい花びらがなんとも可憐な独特のツツジです。この花を見に登山客が入ってきていて皆過酷な天候にもめげず笑顔です。花の力ってすごい。頂上についたらウソのように風も凪いて展望よし。カップラーメンの温かさが腹にしみました。

 翌日は別府の車でほとんど上まで行かれ、ミヤマキリシマが見られる経塚山へ。本来は九重、阿蘇山系中心に咲くので別府では珍しいのだそうです。由布岳、鶴見岳、別府湾が見渡せロケーションもいいところでした。もう一つ、鋸山(別名田原山)へも行きました。千葉にもありますが、ここも低山の割には鎖場、ロープ、アップダウンの手強い道の周回コースで大汗、いや冷や汗をかきました。

 大分空港1815分に乗るはずが直前の整備不具合で離陸不能とのアクシデントが起き、2便後の席に振り替えてもらって東上線の最終で何とか帰宅することができました。34日、ハプニングがありましたがまだまだ知らない山。一期一会の楽しさを感じた旅でした。


花が咲いている植物

自動的に生成された説明

4/30熊本県 白鳥山 ヤマシャクヤク

5/2宮崎県 大崩山 アケボノツツジ

5/3由布岳、鶴見岳、経塚山とミヤマキリシマ



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