岡部さんの個人山行です。
2021年6月12日~13日
サイコーの蓼科山
蓼科山へは過去3回、いずれも日帰り登山でした。
しかし強風だったり、雨だったり、ガスったりで一度として満足感を得たことがありません。高速から独立峰らしいきれいな裾野が見え
360度の展望だろうなあと期待大の山なのに。
今回は七合目の蓼科神社から将軍平を経て頂上直下の小屋に泊まる楽々登山です。
絶好の天気に恵まれ神社登山口はもはや車のスペースが難しいほどでした。相変わらず人気の山です。
歩き出しはダケカンバや苔も青々しい樹林帯、時折麓に女神湖が光っています。
小さなスミレやカタバミなど発見しながら少しずつ高度と共に足元の岩が大きくなっていきます。
息が上がって将軍平に着くと、もはや他のコースから登ってくる人と下山してくる人が合流するのでけっこう人出です。
さあ、登山はこれからが本番。ヒメイチゲ、コイワカガミ、ミツバオウレンなど高山植物が後押ししてくれ、どんどん巨大化してくる岩盤に挑んで登ります。
久々の2000m声の山に息が少し苦しく感じました。すれ違う登山客、最近は若者が増えました。
若すぎるくらいおしゃぶりをくわえた子供さえ下りてきてビックリです。
トレイルランの身軽な人や登山を何と思っているやらコスプレの女子やら思わず振り返ってしまいました。
後ろからも私らはどんどん追い越されますが、
今日は一泊するんだという気持ちの余裕がありました。小屋近くには何とサクラがまだ咲いており、空の青さに映えていました。
小屋に荷物を置いてから山頂に向かいました。風もなく日も高く気分はサイコーです。
岩場にミネズオウが咲き、山頂の先の奥宮、方向盤をグルリと広々とした山頂をのんびり回りました。
八ヶ岳、北アルプス、奥秩父のほか、眼下に白樺湖、佐久市街と素晴らしい展望です。
日の入りが19時14分ということで日常と違った有意義なひと時です。
夕食時には小屋の女将さんが生ピアノを弾いてくれてのディナータイム。コロナ禍か゜で小屋泊り客が少なく、個室でしたし、
消灯まで小屋の方との話も聞けたり、よく出没するというオコジョを待つ間、刻々と下界の灯りがともって。
結局オコジョは来ませんでしたが丸もうけの1日が暮れました。
帰宅して早々に梅雨入り宣言。ラッキーな週末でした。 記 岡部英子
追伸 山のクラブでは確か雨だったと記憶しております。
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